momoは、常識的に洗練された大人でもなければ、純粋無垢な子供でもない。
他人の気持ちに引っ張られ落ち込み、ぢろさんが調子悪いと虐待母のように心のどこかで不機嫌になったり。神や仏のようなバランスをとりながら、遠い眼で見守ったりなんて出来ないよ。
小さな器に表面張力。こぼれそうな水を心に抱えて毎日を歩いているようなもの。こぼさないように波立つ表面を、そろりそろりと大切に、その片鱗が生活のどこにも現われていなくても、臆病に足を出しながらそれでも歩かなければならない。
ぢろさんのためにも Taroさんのためにも
切なくて 泣きたくても 辛くて 逃げ出しそうになっても
あなたもそのさだめから逃れられないように
わたしもこのさだめから逃げることができない
Taroさんのかわりにも ぢろさんのかわりにも その痛みを感じることができない。肩代わりすらできないし、その隣でおろおろするだけ。momoは、いったいなんだろうね?何のためにこうしてここに生き、何もできない自分を悔やみ、こぼれそうな水をたたえた心には、何が映っているんだろうね。